競馬エージェントとは?
競馬エージェントとは、騎乗依頼仲介者や騎手エージェントと呼ばれる事もあり、最近の競馬ではかかせない存在となっています。
昔は騎手自身が騎乗依頼を受けて乗り馬の選定をおこなっていましたが、最近ではそういう作業をエージェントに依頼して調教師などとのやり取りを任せているケースが多いのです。
競馬エージェントを務めるのは、主に競馬新聞やスポーツ新聞・競馬情報誌の現役記者や、元記者が多く中には元騎手などもいます。
厩舎にも場主にも属さない岡部が先駆けとなりフリーになる騎手が増えていったことがきっかけで、仲介者を導入する騎手が増えていき、2006年にはJRAが追認する形となり、エージェント制度が導入されました。
現在競馬エージェントとして活動するにはJRAに登録・申請をする事が義務付けられ、一部の仲介者が多くの騎手を担当して問題となり、2012年からは一人のエージェントに対して騎手3人・減量騎手1人として、エージェント同士でグループを組んだり、乗り馬を共有することを禁じました。
さらに各エージェントで担当騎手の公表を義務付け、東西のトレセンの公正室に掲示されています。
競馬エージェントを利用する事で、騎手は騎乗依頼に集中でき、それまで多かった調教師や馬主とのトラブルのリスクを軽減できるというメリットがあります。
またこの制度が浸透した事で、強い馬、期待が大きい馬には腕の良い騎手が乗る傾向が強まりました。
競馬エージェントは厩舎に頻繁に出入りをして、騎手とも幅広い繋がりを持っている事が必要だった為、当初は現役のマスコミが仕事の片手間で仲介を行う事が多かったのですが、JRAの登録制度や、エージェント制度が一般的になってきた事でマスコミに勤めていた人が独立をして競馬エージェントになるケースも増えてきました。
もちろん、現在もマスコミに所属しているエージェントは多く、登録制度が導入された事によって、積極的にエージェント活動を推進しているマスコミもあります。
その背景には、仲介を行う事で調教師や調教助手・厩舎のスタッフ、そして騎手本人とより密接な関係を築く事ができて、より密度の濃い情報を入手できるようになるのです。
競馬エージェントは現在は単なるマスコミではなく立派な競馬関係者と扱われており、競馬新聞や情報誌などの競馬を予想する職種の人間が競馬エージェントの業務を通じて、予想も公表するというのは、利益相反する行為だという批判もあり、公正競馬の確保から現在、現役の調教師や調教助手ならびに厩舎で務めるスタッフや現役騎手が競馬を予想する行為を事実上禁止している事もあり、今後競馬エージェントが予想を公表する事がより問題視される可能性もあると言われています。
当サイトの競馬エージェントX氏の予想買い目を提供できる期間もあとわずかなのかもしれません。