怪我明け・放牧明けのレースは体が仕上がってなく予想と調教が難しいです。

怪我明け・放牧明けは調教と予想が難しい

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競馬では、怪我や休養で放牧をして、再び復帰する初戦のレースを鉄砲。復帰2戦目のレースを二走と呼び、調教やメンタルの面でとても難しいレースと言われています。怪我明け・放牧明けのレースは、体が出来上がってなく結果を出しにくいと言われてますが、それぞれの馬の調教や、闘争心・ポテンシャルによっては、鉄砲が利いたレースをする事もあり、軽視はできないです。

怪我明け・放牧明けのレース

怪我明け・放牧明け

中央競馬は、原則お正月以外は毎週末、全国どこかの競馬場で開催されております。
競走馬のレース間隔はさまざまですが条件戦などの中央競馬の中で下級の馬などは中一週程度や連闘でレースに出る事もありますし、出世街道を進んだスターと呼ばれる馬たちも、秋から冬にかけては天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念など中3週や中4周程度でG1レースを連戦する事などもあります。

もちろん競走馬たちも、1年中そんなペースでレースに出っぱなしというわけには行きませんので、疲労が貯まるタイミングや、時期に応じて休養をとります。
この競走馬の休養の事放牧といい、通常競走馬は厩舎にて管理をされて、トレーニングや調整を行いレースを迎えます。

放牧とは、競走馬が怪我した時や休ませる時に牧場に帰して休養をさせることを言います。
最近では1ヶ月程度の短期放牧をして、なるべく間隔を空けずにレースに出る馬も多いですが、重賞戦に出るような1流の競走馬たちは、しっかりリフレッシュさせる為に、冬や夏などに2ヶ月〜3ヶ月程度の放牧をさせるケースが多いです。

条件戦などで、年間で10戦以上戦うような馬は、短期放牧を繰り返している可能性が高いですが、中1週や、連戦する馬などは、放牧明けから厩舎に戻ったら10日間はレースに出てはいけない規則がありますので、厩舎で管理されて調整をしていたと考えられ、中3週や4週空いていると、可能性としては短期放牧をしていた可能性も出てきます。

ですが一般的には、放牧明けというのは、2ヶ月以上の長期放牧を経て再びレースに出る事を言います。

長期放牧された馬が、休養をあけて復帰する初戦はとても難しいと言われています。
放牧してそれまで蓄積されて、落ちていた体重が増え、たるんだ筋肉を再び戦える筋肉へと鍛え直し、休み明けの馬体を適度に調整するという事はとても難しく、放牧明けの前レースからの体重増減は大きくなります。

この場合、体重増減の数字は重要ではなく、どれだけ仕上がっているか?というのが重要になります。
また、競馬というのは馬のポテンシャルや実力だけではなく、闘争心というのが重要になってきます。
どれだけ騎手がムチをふろうとも、他の馬より速く走ろうという気持ちのない馬は当然勝てません。

適度な間隔でレースを繰り返している間は闘争心あふれていた馬でも、放牧から帰ってくると、身体だけではなく、気持ちもボケて本気で走らない馬も多いのです。
競馬において放牧明け・休養明けというのはとても重要で、競馬新聞などでは、「鉄砲」「二走」という二つの過去のデータを載せています。

鉄砲とは、放牧明け・休養明けの初戦の事を言います。
過去に放牧明けのレース戦歴がある馬は、過去の放牧明けの成績が重要で、中には休み明けでも、いきなり好走する馬などもいてそういった、いきなり弾が飛び出るようなイメージが鉄砲に近いとされ、放牧明け初戦は鉄砲と呼ばれております。

鉄砲の名前の通り、放牧明け初戦で勢いよく好走する事を鉄砲が利くと表現され、鉄砲が発射される音にちなんで「ポン駆け」と呼ばれる事もありますが、意味は鉄砲が利くと同じです。
鉄砲が利く馬になりやすい条件とは、馬体が小さくて軽めの馬や、真面目で素直な性格な馬。そして負けん気が強い闘争心がある馬などがあります。

競馬新聞などで、鉄砲と二走のデータを紹介しているのには理由があり、本来の馬は放牧明けでは身体が出来きってなく、休養明け2戦目で好走する馬が多いです。

ですので前走が休養明けの鉄砲で悪い結果だったとしても休養明け2戦目では好走する可能性は充分にあります。
それに対して、本来であれば鉄砲のレースで身体がまだ出来上がっていない状態なのに、負けん気が強く闘争心で好走した馬は、その反動で次のレースでは全然走らなくなってしまう事があります。

これを二走ボケと呼び、鉄砲が利いたレースのあとは、この馬は本物だ。
などと人気が出て注目を集める事も多いですが、鉄砲レースのような期待をされた馬がことごとく大敗してしまう事が多く二走ボケとよばれるようになりました。
放牧明けや休養明けのレースは初戦だけでなく2戦目も大事になるので、データとしても鉄砲と二走のデータは注目を集めます。

オススメの馬券の買い方としては、注目馬の鉄砲レースというのは、いつものレース以上に慎重になる必要性があり、大きな勝負をするのは禁物です。

その後の目標としているレースの日程にもよりますが、なかには鉄砲レースに陣営が、調整半分くらいの気持ちで本気で仕上げてきていないケースも多いです。
しかしこういった鉄砲レースというのは格下相手に戦わせる事も多く、一流の馬であれば、鉄砲レースで、本気で走る事をせず流して走ってるだけなのに勝ってしまう事もあり、もちろん馬の闘争心が全然でなければ大敗する事もあり難しいレースといえます。

また二走ボケなどもあるので、鉄砲で好走した馬の2戦目なども、楽観的に見る事は危険で、鉄砲レースで凡走した馬も2戦目ではしっかり仕上げてきているケースもあるので、体重の増減やパドックの見極めも大事になってきます。
放牧明け初戦の馬だけでなく2走目の馬には、あまり馬券で勝負をかける強気な買い方をするのはリスクが大きくなるので
こういった競馬事情やリスクも踏まえて買うようにしましょう。

また競走馬というのは、ケガにも敏感で大きな体重を細い4本足で支えていて、特に競走馬は厳しい調教を受け、レースでは身体に大きな負担をかけて、維持の張り合いの壮絶なレースを繰り広げているので、怪我するリスクも高いです。

一番厄介なのは骨折で、馬の場合、骨折してしまうと競技生命どころかその馬の生命に関わる問題です。

骨折自体で死ぬこともなく、治癒させる事も可能ではありますが、治癒する過程で他の足に負担がかかり炎症を起こして、中には衰弱して死んでしまう馬や、ヒヅメの炎症などになると痛みは強く、治癒しない可能性が高くなるので安楽死させるケースもあります。

それほど4本足で大きな身体を支える競走馬の骨折は重傷で、中には治癒して復帰する馬もいますが、そのほとんどの馬は鉄砲・二走でも結果を出せず、骨折からの復活を遂げる馬でも時間を要することが多く骨折する前の輝かしい走りをいきなり期待するのは難しいです。
ですがメジロマックイーンのように、骨折で6ヶ月の休養明けのレースで、重賞に出ていきなり鉄砲が利いたレースで勝つ事もあり、調教データなどを見て、骨折明けだから外すといった安易な予想はしないようにしましょう。

他にも競走馬では不治の病とも言われている屈腱炎(エビやエビハラとも呼ばれます)になってしまうと、長期休養が必要で完治も難しく、再発する可能性も高く引退を選択する馬が多い怪我もあります。
またソエと呼ばれる管骨骨膜炎という怪我も競走馬に多く、ソエは大きな怪我でもなく、競走能力が高いがゆえになるケガとも言われているので、競争生命に関わるケガではないですが、ソエになると調教を軽くする必要が出てくるので、休み明けなどのレースでもソエを伴っていると結果が伴わないケースも多いです。

他にも裂蹄(れってい)と呼ばれるヒヅメが乾燥してヒビ割れる怪我も大事にはいたりませんが、長期休養が必要になり、このケースはヒズメさえ完治して調教も順調に進めばケガの長期休養明けでも鉄砲が利いたレースをする事もあります。

このように、放牧の理由でも多い、競争馬のケガはそのケガの内容などによっても、状況は大きく変わってくるので、ただケガ明けだからと軽視するのではなく、ケガした種類や程度、調教の様子などをチェックして、見極めるようにしましょう。

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