函館記念は、主要会場とは違った芝質への適性の見極めえが予想に大きな影響を与えます。

血統で注目すべき函館記念登録馬

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函館記念の登録馬では、キングカメハメハ産駒を筆頭にジャングルポケット産駒、スマートストライク産駒などに注目です。ディープインパクト産駒は洋芝に弱いデータが出ています。

2015年函館記念(G3)血統診断

血統鑑定士S氏血統解説

7月19日(日)函館競馬場11R第51回函館記念(G3)

3連休になる今週末の中央競馬は日曜日に函館記念のみ重賞競走が開催されます。
北海道の洋芝へのコース替りをする実績馬も多く、血統や走り方から適正を分析していきます。
またハンデ戦による影響もあり、過去10年のレースを振り返ると1番人気の馬は[1.2.0.7」と絶不振です。
ただし、勝ち馬は7年連続で4番人気以内で大きな伏兵が登場する事が少ないレースデータも出ています。

注目すべき点

~ディープインパクト産駒は割引~

現役最強の種牡馬で、芝であれば幅広いコースで実績を残しているディープインパクト産駒。2,000mは得意とする範囲内の距離ではありますが、函館芝2,000mの過去2年種牡馬別成績を見てみると、勝率6.1%、連対率15.2%と散々たる結果です。
元々高速馬場を得意とする血統でもあり、この舞台では主要会場に比べて明らかな割引材料だと捉える事ができます。
今年の登録馬では、アーデント・エックスマーク・リベルタスの3頭いますが、控えめに見ておきましょう。

~もっとも期待できるのはキングカメハメハ産駒~

同コース過去2年種牡馬別成績を見てみると、1位はキングカメハメハ産駒。勝率11.8%、連対率23.5%ですので、適正は高いと評価できます。
今年はツクバコガネオー・デウスウルト・ヤマカツエースの3頭が登録しています。
その中でも、ピックアップして紹介したいのがヤマカツエースです。
まだ3歳馬ですが、前々走ではNZTで重賞勝利。3走前ではファルコンS3着と実績のある注目の素質馬。
前走は久しぶりに距離を伸ばしたNHKマイルカップに挑戦。結果は最後失速して13着に沈みました。
これまでのキャリアは1,200m~1,600m。前走の負け方を見ると今回は人気を大きく落とす事も予想されます。
しかし、血統を見れば父馬キングカメハメハに母父グラスワンダーなので、どちらも2,000mは問題なくこなせる血筋です。
2歳時には函館1,200mで勝っていて、洋芝への適性は問題なさそうです。
今回はハンデ戦で斤量53kg。成長著しい3歳馬だけに、侮れない存在です。

キングカメハメハ産駒の中でも前評判が高いのがデウスウルトです。
今年に入って重賞を連戦して強い相手と戦ってきました。前走の新潟大賞典では相手が弱くなる中で1番人気に支持されました。
しかし結果は馬のテンションが上がりすぎて力を出せずに13着大敗とまさかの展開になりました。
前走の敗因は輸送がうまくいかなかった面が大きいです。今回は8日に函館入りしているので、準備は万端です。
昨年の12月から重賞で3戦連続3着以内の実績もあります。勝ちきれない部分もありますが、ハンデ戦の今回は、重賞勝ちがない点を評価されて斤量55kg。
北海道は初めてですが血統による適性の期待もありますし、ここでは期待できる注目馬として見る事ができそうです。

もう一頭のキングカメハメハ産駒のツクバコガネオーは最近ではオープン特別でも結果が出ていないので、今回のメンバー相手では厳しい面もあります。
しかし函館自体は過去に好走した実績もあるので、若干は伏兵の要素はありそうです。

~昨年勝ち馬のラブイズブーシェ。連覇の可能性は?

昨年の函館記念で重賞初勝利。続く札幌記念でも4着に入り、北海道の洋芝には相性が良い事は明確。
昨年はその後天皇賞秋で4着。この他一昨年の有馬記念4着の実績もあり、力を出し切れればこのメンバー相手なら圧勝してもおかしくない馬です。
しかし6歳になってからは突然の大スランプ。4戦連続で2桁着順でオープン特別に下げた前走も全く力を出しきれませんでした。
今回は一度放牧をはさんだ休み明け。どこまで復調しているかがポイントになります。
元々休み明け成績は[0.1.2.0]とポン駆けするタイプ。スランプを抜け出せるかは不透明ですが、休みと得意の北海道遠征で返信の可能性は充分あります。
なおマンハッタンカフェ産駒は函館の適性は可もなく不可もなくです。母父はメジロマックイーンで悪くない血筋。どちらかというと時計がかかる馬場を得意にしています。
過去エリモハリアーが3年目に人気を落とす中で3連覇を決めた実績もあり、ここでも昨年の調子が戻れば連覇の可能性は充分あります。

~エアソミュールは血統適性は問題なし~

前評判で1番人気候補なのが過去1年重賞で掲示板を外していないエアソミュールです。前走鳴尾記念ではハイペースの影響もあり、最後はバテて4着に沈みましたが、今回の相手であれば期待できます。
ジャングルポケット産駒は過去2年のデータは目立たないですが、産駒馬の札幌競馬場の全成績を見ると勝率10.6%、連対率20.4%。これは全競馬場の中で最も優秀な成績です。
母系がサンデーサイレンスの血筋なのは若干気になりますが、一昨年は函館のオープン特別巴賞を勝つなど、適性に不安はありません。
ただし、札幌記念・函館記念では大敗した過去もあるので、当日の体調は気になる所です。
昨年から充実期に入っていて、今年の産経大阪杯ではラキシス・キズナに次いでの3着。トップハンデの57.5kgは普段背負っている斤量と0.5kgの差だけです。
順当に行けば今回も上位争いをしてくるでしょう。

~マイネルミラノは函館で覚醒の予感も~

過去の函館記念を振り返ると圧倒的に結果を残しているのが巴賞組です。マイネルミラノは前走初めての洋芝で見事巴賞を2馬身以上の差をつけて快勝。
ステイゴールド産駒は全産駒馬の競馬場別成績を見てみると函館競馬場が勝率11.2%で最も優秀な成績を残しています。
距離の不安もなく斤量56kgで、油が乗っている5歳馬です。函館へのコース替りで重賞初制覇の期待が高まります。

~洋芝で桁違いの結果を残しているスマートストライク産駒のレッドレイヴン~

種牡馬としては、2流かもしれませんがレッドレイヴンの父馬のスマートストライクはこれまでの全産駒馬の函館競馬場の成績は[2.3.3.5]。
出走自体が少ないですが、勝率18.5%、連対率38.5%、3着内率61.5%と桁違いの結果です。
更に札幌でも同様に勝率16.7%、連対率50%、3着内率66.7%をマーク。洋芝になると抜群の適性を出しています。
レッドレイブンの前走の巴賞2着。新馬戦を函館で勝利など、相性が良いのは明白。
血統による期待だけで見れば、最も洋芝適性が高い血筋だと評価できます。

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