天皇賞・秋は抜群の強さで重賞・G1初勝利となったスピリバーグが見事な内容で制しました。

天皇賞・秋結果フィードバック

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今年の天皇賞秋では、追い切りでタイムが遅すぎたスピルバーグは不安を一層して見事な勝ちっぷりをしました。 フェノーメノは終始良いところがなく大敗。ヒットザターゲットは株を大きく上げたレースでした。

2014年天皇賞・秋(G1)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

11月2日(日)東京競馬場11R天皇賞・秋(G1)

2日に東京競馬場で開催された、第150回天皇賞・秋ではG1馬6頭という豪華な顔ぶれで3連休の中日での開催もあり売上も入場者数も前年比アップと盛り上がりを見せました。

このレースを制したのはG1どころかこれまで重賞の勝ちもなかった4番スピルバーグが見事な差し切りで制しました。

~レース総評~

~スピルバーグはとにかく強かった~

スピルバーグはもともとスタートが得意な馬ではありませんが、天皇賞でのスタートはいつも以上に悪い印象でした。
13番手~14番手あたりのポジションを取り、最初の1,000mの通過タイムは1分00秒7。
ハイペースになりにくい東京競馬場とは言えこのメンバーであればスローペースといってもよいでしょう。
こうした不利な要素も多く抱えておきながら上り3ハロン33秒7を回って全ての馬を豪快に差し切りました。
騎手が上手。展開が向いたなどではなく、単純に馬が強かったと言える内容です。

・追い切りでは冴えなかった
スピルバーグは実績こそ他の馬に比べて劣る部分もありますが、勝つときの豪快な勝ちっぷりや強さで注目度の高い馬でした。
しかし、高い注目度に黄色信号が灯ったのが水曜の追い切り。
もともと調教駆けする馬ではないのですが、美浦坂路の併せ馬で上り1F14秒2というタイムは休み明け2走目で中2週という条件を考慮しても物足りない内容でした。
今回の天皇賞の登録馬のうち、調教で印象が悪かった馬の代表格と言ってもよい内容のスピルバーグでしたが、当日はパドックから仕上がりの良さが光っていた印象もあります。

~パドックでの調子が良さそうだったジェンティルドンナ~

ジェンティルドンナは今回のレースは宝塚記念以来の休み明け1走目。
調教も物足りない印象もありましたが、スピルバーグとは違い昨年との比較データもあり追い切り内容自体は悪くなかった馬です。
ジェンティルドンナが非常に光って見えたのがパドックでの印象。
落ち着いた様子で周りを見ながらゆったりと歩き毛艶も抜群に良かったです。
最内枠から最後まで綺麗にコース内側を走る事ができ、特に厳しいマークもなくスムーズに折り合いがついていたのは非常に良い内容でしたが、開催9日目でコース内側の荒れ具合も目立ってきていた馬場状態ではそれほど大きな有利ではなかったです。
それでも一度はイスラボニータに抜かれそうになりつつも、最後はしっかり抑え粘り強く2着にはいった内容は評価できます。
次は3連覇がかかるジャパンカップですが、期待できるのではないでしょうか?

~1番人気に推されたイスラビニータ~

3歳馬ながら1番人気に推されたイスラボニータ。
最後の直線では、これは決まったと思えた場面もありますが、伏兵の登場に惨敗でした。
スタートも悪くなく1角で7枠15番ならではの注がわを走らせれた部分以外は最後まで特に不利な要素も少ない内容でした。
このメンバーが相手でなければ、勝ちきれていたかもしれないレースですが、思わぬ伏兵の登場もあり惜しい内容での3着となりました。

・今後の成長性に期待
調教では古馬顔負けのタイムをたたき出していますが、本番での走りを見る限り、まだ来年以降古馬のスターホースとして君臨するには
もう少し成長を期待したいです。

~14着と大敗したフェノーメノ~

前評判ではフェノーメノが本命馬として1番人気に推される可能性が高かったのですが、追い切りが良かったイスラボニータや当日パッドクの様子がとにかく良かったジェンティルドンナに次いで締切オッズでは3番手となりました。
金曜・土曜にも坂路で調教を行うなど、調整が上手に進んでいなかった印象も強く最後まで修正できなかった様子です。
スタート直後に多少の不利はあったものの、最後まで良いところはなく蛯名騎手も首をひねっていたとの事。
実力は全く出せていなかった様子で次走での巻き返しも充分期待できます。
ただし、陣営は天皇賞・秋に向けて本気で仕上げようとしていました。
多少入れこんでいる感もあり休み明け2走目のとなる次走出走時も調教とパドックの様子に注目です。

~スタート直後にロスが大きかったエピフェネイア~

スタート直後に馬が暴れ、その後落ち着くまで少し時間がかかってしまいました。
それでも最後は伸びて6着といえども差のない内容。スタート後に好位を取れれば勝ち前のレースができた内容です。
次走では巻き返せる可能性も充分にありポテンシャルの高さは見せてくれました。

~次走での注目が高まるヒットザターゲット~

今回の天皇賞で人気に対して善戦したと言えるのが4着のラブイズブーシュと5着のヒットザターゲット。
ラブイズブーシュは吉川騎手が上手に騎乗し馬の力を100%発揮できました。
ヒットザターゲットはスタート直後にダッシュが効いていたタイミングで左右から挟まれ失速。
その後自在性の高い馬らしく後方内側を上手に足を貯めて折り合いを付けていました。
内側を回っていましたが、最後の直線で混戦となり外側に馬を振らざる得ない状況になり武豊の騎乗は満点に近い内容でしたが、運がなく展開に見放された内容でした。
この馬の場合は変にスタートダッシュ決めていたら、最後に足を残せなかった可能性もありますがこの内容で差のない5位は馬のポテンシャルの高さを証明したレース内容でした。

~レース全体を通じて一言~

今回の天皇賞・秋で大きなポイントとなったのがパドックの内容です。
G1級のレースでここまで良し悪しの内容が現れる事は少ないですが直前オッズの変動具合を見ると、正しくパドック分析できた人が馬券を取れたのではないでしょうか?
特に2着のジェンティルドンナは目利きができない素人目にも良く映るほど印象が良く、パドックで調子が良い馬の教科書通りとも言える内容でした。

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