阪神JFは唯一のディープインパクト産駒で挑戦したショウナンアデラが制しました。

阪神ジュベナイルフィリーズ結果フィードバック

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阪神JFでは、大幅に出遅れた1番人気のロカに続いて出遅れて後方からの競馬となったショウナンアデラが、運良く進路が空いた事もあり差し切り勝ちで2歳女王となりました。

2014年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

12月14日(日)阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)

14日に開催された2歳女王決定戦の阪神JFでは、スタートで一番人気のロカが大きく出遅れて競馬場全体がどよめく中、唯一のディープインパクト産駒だったショウナンアデラが見事な差し切りで制しました。
2着と3着にはアルテミスS連対組のレッツゴードンキのココロノアイが入り、順当な内容だったとも言えます。
今年の2歳馬重賞の1番人気馬の連敗記録は更新され、残るは来週の朝日杯FSのみとなりました。

~レース総評~

~歪んだオッズ~
最終の注目馬の単勝オッズを紹介すると、
1番人気 ロカ        2.9倍
2番人気 レッツゴードンキ  5.6倍
3番人気 コートシャルマン  6.1倍
4番人気 ココロノアイ    6.3倍
5番人気 ショウナンアデラ  9.8倍
6番人気 ダノングラシアス  11.4倍
9番人気 クールホタルビ   37.2倍
10番人気 トーセンラーク   40.0倍

となっていました。
このオッズを見た印象としては、非常に歪んだオッズでロカは過大評価されすぎ。
アルテミスSであれだけ強い競馬を見せたココロノアイは2番人気と僅かな差とはいえ4番人気は過小評価されすぎ。
結果論から言えば見せ場を作れなかったダノングラシアスやファンタジーSで結果を出したクールホタルビやトーセンラークも目を疑うようなオッズだと感じました。
要因としては、各メディアが、ロカを素質が高い馬などと大々的に生じた事や、今年は復活しつつある競馬人気で初心者の参加が多く、本命印や直前オッズが高い馬を抑えようという考えが多かった中での歪んだオッズだった印象があります。

~粗さが目立ったロカ~

2.9倍と1番人気に推されたロカは、パドックと本馬場入場でも落ち着きがない様子。
2歳のこの時期に中4週のローテーションで馬体重-8kgは万全の状態でもなかったでしょう。
キャリア一戦や強烈な勝利を挙げたデビュー戦でも粗っぽい印象があった事を考えると1番人気は過大評価されすぎだったと見て良いでしょう。
素質は他のメディアで報じている通り素晴らしいものがありますが、来年のクラシックに向けては精神面で成長するかブリンカーやチークビーンズなどの端正道具をレースで試していっても良い印象。
スタートに出遅れて折り合いが悪かったのが最大の印象ですが、シンガリからの競馬で上3Fは34秒8。
同じくシンガリからの競馬をしたオースミアリスと同じ上3Fのタイムで勝ったショウナンアデラが上3F34秒0だった事を考えると折り合いが悪かっただけではなく、デビュー戦で1,800mの上3Fを33秒2でまわった京都の方が適正も高く、距離もマイルでは短かった印象です。

~運も味方したショウナンアデラ~

ロカの大幅な出遅れで印象が薄れましたが、ショウナンアデラもスタートで出遅れました。
その中でこのメンバー相手に勝ったのはお見事で、ディープ産駒らしい強さが出た内容でした。
混戦ムードの中で血統鑑定氏S氏の本命推しはさすがでした。
結果的にこれまで先行の脚質しか使われてなかったですが、差し馬としての素質も見せる内容で、ラスト100mの脚は群を抜いてました。
高い実力は認めつつも、レース内容は非常に悪いもので、出遅れたのが一番悪い内容ではありますが、4角は内側から攻めて一時は全く進路がなくなってしまいました。
たまたま、目の前を走っていたレッツゴードンキーが伸びていって道ができた印象で、レッツゴードンキの仕掛けがもう少し遅かったら加速が一度緩まり掲示板圏外だった可能性すらあった内容でした。
出遅れたロスを考えて蛯名騎手が外を回らずイチかバチかに出た賭けが的中した内容で運に助けられた要素も大きかったです。
これで現時点では来年の桜花賞の最有力馬となりましたが、できれば安定したスタートで先行脚質を基本路線。
ペースが早い場合だけ後ろからも競馬ができるような器用さと安定性が出れば、来年のクラシックでも主役になれる馬でしょう。

~実力が本物だと証明したココロノアイ~

前走強い競馬を見せて、前哨戦のアルテミスSを9番人気から制したココロノアイは、前走がまぐれだったのでは?という半信半疑から今回の4番人気という結果に繋がったと見れます。
そんな中今回でも3着に入り、展開次第では勝っていてもおこしくなかったレース運びでは、実力が本物だという事を証明できた事でしょう。
良血統の馬で、まだまだ伸びしろも期待できる馬。
本来はもっと長距離も走れる馬だけに来年のクラシックでも期待したいです。

~高く評価できたのはムーンエクスプレス~

大外枠や距離適正の不安で12番人気だったムーンエクスプレスですが、前走の500万下の京都芝1,400mではレコード勝ち。
今回のビッグレースでも大外枠からスタート後では負荷をかけてポジション争いを行い、終始外側を回る展開。
その中で一時は飛び出しそうな勢いも見せて、4着とはいえ最後まで粘り強く走る事ができた印象。
これで1,200m~1,600mで実績を作る事ができて、デビュー当時当時からの成長力は著しいものがあります。
来年の桜花賞に向けて楽しみな1頭となりました。

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