京成杯、前崩れの展開でラスト100mで順位が大きく変わる見ごたえのあるレースでした。

京成杯結果フィードバック

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京成杯は外枠・差し脚質の不利もある中で大外枠のべルーフが見後な差し切り勝ち。2着には粘り強い走りをしたブラックバゴ。3着にはロスもある中で好走したクルーガーが入りました。

2015年京成杯(G3)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

1月18日(日)中山競馬場11R第55回京成杯(G3)

18日に開催された中山メイン競走の京成杯は春のクラシックにつながる中山芝2,000mが舞台の重要なレースとして注目をされていましたが、結果は大外枠をひいたベルーフが勝ち2着には1番人気におされたブラックバゴが入る比較的順当な内容のレースとなりました。
2番人気のクラージュシチーは好位で進めた中、全体的に前崩れの展開となり、直線失速。
ラスト100mで激しく順位が入れ替わる末脚勝負となり、勝ったベルーフの勝負強さが光ったレースとなりました。

~レース総評~

~前崩れの展開にも助けられたべルーフ~

本来であれば1番人気に押されてもおかしくないような実力馬のべルーフはブラックバコ・クラージュシチーに続いての3番人気で、外枠と差し追い込み脚質が不利の中山芝2,000mで大外枠を引いてしまった懸念があっての事です。
本来であれば、直線が短い中山コースでは4角のあたりから仕掛けができないと、差し・追い込みは決まりづらい傾向がありますが、ベルーフが仕掛けたのは直線に入ってから。
結果極端に外を回らないで前が詰まる事もなくロスがありませんでしたが、本来であれば中山コースでは間に合わないタイミング。
前崩れの展開で仕掛けが遅くても間に合う事を読み取った川田騎手の高判断と評価もできますが、今後弥生賞や皐月賞などで同じコースを走った時に、今回の末脚を期待しすぎる事は注意が必要になります。
逆に適性は直線が長いコースである事を再確認したレース内容で、東京や京都・阪神外周りなどでは更に強い競馬を見せてくれる可能性もあります。
それでも、他の末脚勝負で抜け出そうとしていた差し馬集団をまとめって差し切った勝負強さは評価で、今年のクラシック戦線で楽しみな馬である事は間違いありません。

~もっと長い距離もいけそうなブラックバゴ~

ハナ差の2着に入ったブラックバゴはスタートから無理させる事なく、上手に蛯名騎手が折り合いをつけていました。予想以上のハイペースと荒れた中山の馬場で他の馬が失速していく中ブラックバゴは直線で最後まで走りきる事ができたのが、2着に入った要因です。
力強さとスタミナがある馬で今回のレースもスピードで差したというよりかは、粘り強く食いついたと評価できる内容で、今の中山コースにはあっていたのでしょう。
今後、開幕週などの綺麗な馬場や京都の芝コースなど、スピードが生きるレースになった時には多少の割引が必要になるかもしれません。
今回のレースで高いスタミナが再確認できた内容で、ここまでのキャリアは1,800m~2,000mですがもっと長い距離も走れそうな馬です。
他にも既に稍重の馬場を2戦こなしていますが、渋めの馬場にも適性を感じさせる馬でした。

~着順以上に評価できたクルーガー~

3着に入ったクルーガーですが、レース内容を見ればロスも多く、着順以上に評価できる内容でした。
スタート直後のポジション争いでは他の馬に挟まれるアクシデントもある中で上手に折り合いをつけていました。
6~7番手の比較的好位を付けて内側を回った4角でしたが、前の馬がつまり、直線に入る頃には順位を落としてしまう展開。
更にその後も狭い進路を縫うような走りでロスも大きい中でのハナ・キビ差の同タイムでの3着は高く評価でき、実力は負けはしたもののトップレベルである事を証明し、次戦以降は更に大きな期待をかける事ができそうな馬です。
馬の器用な一面も顕著に現れて、安定感という面でも高い信頼をかけられそうな馬です。

~今後の成長に期待のダノンリバティ~

前走は休み明けの中、馬体重を24kg増やしてきたダノンリバティは中2週のローテーションで今回は-16kgと不安も多い状況でした。
そんな中で前崩れとなる中で先団グループ最高順位の5着は高く評価できます。
まだ発展途上の要素が大きく、実力は未知数とみてよいでしょう。今後の成長に期待ができる馬です。

~充分な見せ場を作ったオトコギイッポン~

荒れた中山コースで時計がかかる馬場の中、比較的ハイペースで逃げたオトコギイッポンですが、ラスト50mまで先頭を走る見せ場を作り、7着という着順以上に評価できる競馬をしました。
トップまでも0.3秒差で相手次第では充分勝てていたレース内容。
もっと後続馬に脚を使わせる展開にできれば、今回のメンバー相手でも勝てる力を持っている馬だという事を証明しました。
まだキャリア2戦で今回は芝初挑戦。今後が楽しみな馬となりました。

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