京都記念は、スピード重視の京都芝コースの特性が少なくなった事を象徴するレースでした。

京都記念結果フィードバック

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京都記念では、ハープスター・キズナの2強とも評された2頭が両方連を外す波乱のレースとなり、ラブリーデイ・スズカデヴィアスの前から競馬をした2頭が粘り切り1着・2着に入りました。

2015年京都記念(G2)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

2月15日(日)京都競馬場11R第108回京都記念(G2)

2頭の凱旋門挑戦歴がある注目馬の対決で注目された京都記念。
単勝オッズはハープスター1.8倍、キズナ2.3倍と完全に2強ムードが強まったレースとなっていましたが、結果はまさかの2頭とも連を外すという内容。
1着・2着が3番人気・4番人気の馬だったのでオッズは落ち着いた内容となりましたが、配当以上に波乱の要素が強まった内容のレースでした。

~レース総評~

~キズナ・ハープスターの敗因は?~

レース当日の馬体重前走比はキズナ+22kg。
ハープスター+14kgと明らかに太めの印象もありましたが、レース間隔が空いた事や、寒く一番馬体重が増えやすい時期。
勝ったラブリーデイも+8kg。2着のスズカデヴィアス+10kgでそれぞれ、これまでで一番重たい馬体重。
キズナ・ハープスターともに調教は数もこなし負荷もかけていたので、仕上がりや太め感は大きな敗因には考えづらい所があります。
最大の敗因として考えられるのは、現在の京都競馬場の芝の荒れ具合。
昨年の10月~11月に開催され、12月のみの1ヶ月の休み期間を空けて、1月から再び開催されている京都の芝コースはだいぶ荒れている様子で、内側だけでなく、外側の荒れ方も大きい様子。
特に外回りコースは最後の直線で外に広がりやすいので、内外関係なしに荒れていて全般的に本来はスピード重視の京都の特性が活きていない印象。
本来は独壇場にもなっているディープインパクト産駒が相次いで不振。
メイン競争前で予想記事でも紹介した10Rの飛鳥特別を見てもディープ産駒の注目馬トーセンマタコイヤが中団先頭のストレスのない位置で折り合いをつけながら、最後伸びなかった事や、この週末全般のレースを見て、差し・追い込み勢が相次いで不振だった事を考えると、スピードが活きてこないコースで逃げ・先行有利なコースへと変わっています。
この週末の京都芝コースでは新馬戦と500万条件でディープインパクト産駒が2勝していますが、いずれも2番手~3番手の好位につけての先行脚質でのレース運び。
今回の注目馬2頭の敗因としては、脚質とコース状態の相性の要素は大きいと言い切ってしまえるでしょう。
冬競馬も京都競馬場開催は来週の2日のみ。今週のレース結果を見れば、来週の京都芝コースのレースは実績やコース適性がある注目馬でも差し・追い込みしかできない脚質の馬は思い切った割引をしてもよさそうです。

・次走に期待ができるキズナ

前の残りとなった京都記念では、追い込みの脚質でハナ・クビ差の3着まで追い上げた事は高く評価できます。
末脚にいつもの切れ味が感じられなかったのは、前項でも紹介している通り馬場が荒れていた事や、スローペースで前の残りとなった展開の影響があっての事です。
舞台が整えば、いつも通りの豪快なマクリ勝ちは充分に期待ができ、3着という結果ながら今年の主役の1頭となる予感すら感じさせる内容のレースでした。
京都記念に参戦した事で、今後ドバイに挑戦する可能性もあるローテーションとなっていますが、国内のレースに出てくるようでしたが、次回以降も積極的に買っていきたい馬です。

・過大評価をされていた感が強まったハープスター

G1勝利は桜花賞のみですが、阪神JFとオークスで2着。
その後札幌記念ではゴールドシップと2頭抜け出したレースで勝利をして凱旋門賞は当時3歳牝馬ながら6着。
ここまでのキャリアを見れば、近年牡馬相手でも互角以上のレースをしてG1勝利を挙げてきた名牝馬たちと肩を並べる実力を持っているのでは?と期待されていた馬ですが、前走のジャパンカップは最後伸びたとはいえ5着。
その後有馬記念を回避して間隔を空けて挑戦してきた今回の京都記念では馬体重490kg。
これまでのキャリアが全て470kg代の馬体重だった事を考えれば、増減量以上に太め感が強い内容。
前走、今回の5着という結果は言い訳材料を探せば、まだ本調子ではないという一言で片付ける事もできますが、今回は5番手からの競馬を行い、直線でも見せ場を作れずそのまま5着でゴールイン。
馬場状態を見極めて追い込みでは間に合わないと判断した上で、強引に本来は嫌う馬群れの中を走って折り合いが悪かったなどの言い訳(敗因)要素はここにもありますが、近年牡馬相手にビッグレースで勝利を挙げてきた名牝馬たちと比べたり、キズナもいるレースで単勝1.8倍がつく注目度に見合う力を持っている馬なのか?と問われると疑問要素が増えているのが事実。
次走では、追い込みの脚質に戻せば。とか太い馬体を叩いた上積み。距離短縮。などと再度期待できるポイントも出てきますし、噛み合ってしまえば
どれだけ強い馬を相手にしても勝てる力を持っいる馬だと評価できますが、過度な期待は控えたくなった印象。
今後、ハープスターが登場するレースで、好条件が整い人気が集中するレースがあれば思い切った割引もしていきたい。

~ラブリーデイとスズカデヴィアスは展開が味方した~

キズナ・ハープスターを相手に先着して1着・2着に入った事はそれぞれ高く評価できますし、今後の自信にも繋がるでしょう。
しかし、勝因は思い切った逃げのポジションを取り、2頭の注目馬が本来は追い込みという脚質だったという面もありスローペースで楽に逃げられた。
後続の追撃が活きにくい馬場状態だったなどといった展開が味方した要素が強いです。
今後G1など相手が揃うビッグレースで、注目馬2頭に勝った今回の実績を高く評価して、強気に予想する事には注意が必要そうです。

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