フェブラリーSでは、スタート直後が一番のポイントとなったレース内容となっていました。

フェブラリーステークス結果フィードバック

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フェブラリーステークスでは武豊騎手が上手な騎乗を見せたコパノリッキーが史上初の連覇達成。2着には、前走の出遅れから修正できたインカンテーションが入りました。

2015年フェブラリーステークス(G1)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

2月22日(日)東京競馬場11R第32回フェブラリーステークス(G1)

2015年最初のG1競走のフェブラリーステークスでは、コパノリッキーが史上初の連覇を達成しました。
2着には前走東海Sで荒っぽい競馬を見せたインカンテーションが入り、血統鑑定士S氏は見事馬単2,100円の馬券を的中しました。
全般的には、注目馬は大きく崩れた馬も少なく、力勝負のレースを強い馬が制した印象のレースでした。

~レース総評~

~鞍上の手腕も大きく影響したコパノリッキー~

史上初の連覇を達成したコパノリッキーは、最後はインカンテーションに1/2馬身まで追い上げられる面もありましたが、自分の形を作れたレースでは無類の強さを発揮する馬で、最後の直線は比較的安心して見ていられる内容でした。
今回のレースで、大きな見所となったのが、スタート直後です。
元々発馬に不安な馬で、今回も決して良いスタートではありませんでした。
しかしその後、武豊騎手は最低限の加速で、周りの馬に囲まれる前に好位ポジションを形成する事ができました。
スタートが芝コースで外枠各馬がギリギリまで芝を走ろうと内側に寄ってこないコースの特性にも助けられた内容です。
こういった面を利用したのと、発馬でモタついたにも関わらず、すぐにリカバリーできたのは武豊騎手の上手さだと評価できます。
あまり他の騎手との比較表現は良くないですが、もし今回武豊騎手が騎乗していなかったら、好位を取れずに大敗していた可能性すらあった内容でした。
前走の東海Sの内容を見ても、武豊騎手が騎乗する事でコパノリッキーの安定感が増す事が証明されたレースで、今後もこのコンビは継続してほしいと思える内容のレースでした。

~力を出し切ったインカンテーション~

前走東海Sでは、1角時点で大幅に馬群から遅れたにも関わらず、最後は3着まで追い上げたポテンシャルの高さを見せつけるレースでした。
前走の内容や今回の中間の気配から見れば、最終オッズで単勝13.8倍という評価は非常に低く感じました。
今回のレースでは、抜け目の内完璧のレース運びを演じる事ができ、力を出し切っての2着。
最後まで追い上げましたがコパノリッキーには力が及ばなかったという印象です。
前走あれだけ荒いレースをした馬を、馬群れの中で上手に折り合いを付けて走らせた内田騎手も高く評価できる内容。
今回は騎手の乗り替りも良い方向に向かった結果となりました。
先行の脚質を使えたのも久しぶりでしたが、今のこの馬の力なら今回のような競馬ができれば、どれだけの相手でも互角に戦えるでしょう。まだまだ伸びる要素も大きい馬ですので、今年は強く注目していきたいと思える内容のレースでした。

~衰えを感じたローマンレジェンド~

今回のメンバー相手に0.3秒差の5着。
上3Fはワイドバッハを上回る35秒8とメンバー最速タイムで、直線でも若干の見せ場を作れました。
この内容を見れば評価できる面も多いですが、今回は最内枠からロスなく回った競馬で、最後の直線も進路がスムーズにあき、充分に勝てるチャンスがあったレース。
それでも最後は伸び悩んだ事を見れば、かつての輝きが失われつつある印象。
調教状態もレース運びも落ち度がなかった事を考えれば、今後、同等の馬を相手にした時に巻き返しを期待しずらい内容。
馬齢7歳になった事でそろそろ限界が見えてきたか?

~4角の下手くそさは、どうにもならないワイドバッハ~

抜群の末脚が自慢のワイドバッハですが、一番の課題は最終コーナー。
今回は抜群のスタートから11番手を走る内容。
3角から4角にかけては順位を上げる勢いを感じさせましたが、4角で大きく失速。
結局再びギアを入れ直すのに時間がかかり、最後伸びたとはいえ、6着は物足りない結果。
相手が弱く楽なレースであれば、間に合う可能性はあっても、強いメンバー相手を相手にした時には4角での失速は命取り。
今回の蛯名騎手や過去にも名だたるトップジョッキーが乗ってきても、加速しながら4角を曲がる事ができない馬で、どうにもならないといった内容です。
素晴らしい末脚を持っている事は認めますし、相手が弱ければ豪快なマクリ勝ちもできる馬です。
しかし、メンバーが揃う、こういったビッグレースでは、例え得意の東京コースであっても4角の下手くそさが命取りになる馬。
2番人気というオッズも過大評価されていた印象が強かったです。

~パドックが素晴らしかったベストウォーリア~

前評判はあまり高い馬ではなかったですが、当日の状態が素晴らしかったのがベストウォーリアです。
オッズも3番人気の6.4倍で2番人気と同等水準となっていました。
その期待に恥じない内容のレースで、前の残りの傾向も強かった中で、差し馬勢最高位の3着。
4角も外を回ったロスがあった事を考えれば、ビッグタイトルも充分狙える力をつけてきた印象があります。
ただし、元々は安定感に欠く馬で、次走以降も今回のパドックの状態を維持するのは難しい。
今回の3着という実績を高く評価しすぎると、次走では痛い目に合う可能性もあります。
500kgを超える大型馬で状態が良ければ今回のような姿をパドックで見せられる状態になる事を材料として、今後の活用も見守っていきたい馬です。

~秋までの成長性に期待したいカゼノコ~

川崎記念でホッコータルマエを追い詰めて一躍注目馬となったカゼノコですが、やはり相手が揃う今回は楽な競馬をさせてもらえなかったという印象。
浜中騎手への乗り替りも、良い方向にいかなかった面もありますが、やはり適性距離は1,800mで直線は短いコースの方が良さそうな馬。
4角で思うような仕掛けができなかったのが最大の敗因です。
成長性は今後も期待できそうな馬ですので、秋にかけて大きく成長していってくれる事を期待したい素質馬です。

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