中山記念はイスラボニータを除く人気馬が順当に上位を埋めていきました。

中山記念結果フィードバック

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中山記念は岩田騎手の素晴らしい騎乗でヌーヴォレコルトが見事な勝利を挙げました。2着には今年の躍進に期待がかかる完全復活したロゴタイプ。イスラボニータは5着に沈みました。

2015年中山記念(G2)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

3月1日(日)中山競馬場11R第89回中山記念(G2)

雨の中開催された中山記念は、ヌーヴォレコルトがロゴタイプとの競り比べを制して見事な勝利を挙げました。
1番人気のイスラボニータは最後バテて5着。
その他、3着にはステファノスが入り、マイネルフロストは4着、タガノグランパは6着とイスラボニータを除く注目馬は人気相応の順位を確保する内容となりました。

~レース総評~

~完璧な競馬で、決めてに欠く部分を克服したヌーヴォレコルト~

強い実績馬が揃った中で、1頭だけズバ抜けた好スタートを切ったのは見事の一言です。
その後岩田騎手が前に行こうとする馬を抑えて、脚を貯めれたのが最後の決めてへ繋がりました。
小回りの中山内回りで最後まで内側を回るロスのない競馬でレース内容は完璧でした。
秋華賞・エリザベス女王杯とクビ差の2着で決めてに欠いていましたが、最後は一度直線で抜け出したロゴタイプをクビ差で差し切る勝負強い競馬となりました。
スタートや位置取りで何か一つでも欠けていたら、届かなかった可能性もある内容で、岩田騎手の手腕を褒めるべきレースでもあります。
これだけの完璧な競馬をずっと続けるのは難しいですが、これだけのメンバーを相手に勝った実績を作れたのが大きい収穫。
本来はもっと長い距離が適性の馬。
今回は雨による消耗をスタミナで補えた要素もありますが、今後今年のビッグレースでも注目を増す1頭となりそうです。

~実力は本物。完全に復調したロゴタイプ~

昨年のドバイ遠征から調子を崩し、昨年は思うような結果を出せなかった馬。
年明けの中山金杯も勝ちきる事ができず、現時点の実力を疑問視する声もありましたが、これだけのメンバー相手にも、あと一歩と迫る競馬ができたのは、高く評価できます。
デムーロ騎手との相性も抜群。今回も騎乗の内容は落ち度がなく、勝ったヌーヴォレコルトを褒めるしかない内容。
今回のような走りを続けていけば、今年ビッグタイトルを取れる可能性も充分あるでしょう。
1点気になる事があるとしたら、今回は雨も良い方向に動いた印象があった事。
ダート挑戦は失敗に終わったものの、適性が全くない訳ではなく、今回のような渋めの馬場に雨の条件のレースは適性が高かったように思えます。
これで7回の連対のうち5回が中山という状況。
パンパンの時計が速く直線が長い環境でも結果を出せるかが今後の焦点となりそうです。

~敗因はあるが物足りない印象のイスラボニータ~

今回残念なレースとなったのが単勝2.1倍に推されたイスラボニータ。
馬体重+10kgは他の放牧明けの馬と比べても太かったです。
次戦では上積みの余地も残し、ビッグレースでも人気を集める注目馬となるのはこの先も変わりはないでしょう。
他に敗因を挙げれば雨の影響が大きかったと思います。雨足も強く、稍重発表の馬場状態以上に影響は大きかったです。
元々スタミナが不安視されている馬だけに、雨で足元が滑りやすいといった印象はなくても、消耗が大きくなり割引材料となる事は今回のレースで明確になったと言えます。
また今回のレースの場合は、雨の影響や中山内回りのコースの影響もあり、各馬必要以上に先行ポジションを積極的に取りに来ました。
そんな中で外枠の不利は大きく、1角2角では大きく外を周り、4角も外から回ったロスも大きかったように感じます。
こういった敗因が明確で次走以降の伸びシロはあるものの、最後は反応よくしかけておきながら、伸びなかったのは印象が悪く、同じ外枠で成長生が著しいステファノスにも負ける内容。
多少の不利があっても、このメンバーなら勝ち負けの競馬ができるだろうと期待してされていた馬だけに残念な内容。
次走以降でも人気が集中するようであれば、疑問をもった視線で見ていく事も必要になりそうです。

~着順以上の評価ができるステファノス~

これだけのメンバー相手に3着と検討したステファノスですが、決して展開が良い方向に流れたレースではなく、着順以上に高く評価できる内容。
イスラボニータの敗因で外枠の不利を紹介していますが、ステファノスも大外枠で、イスラボニータほどでないにしても、最後まで外側を回る展開でした。
雨と中山芝内回り1,800mのコース特性から、前残りで好位を取れた馬が上位を独占するレース内容。
その中で外枠から外を回って差しの脚質で3着まで伸びたのは高く評価できます。上3Fタイムはヌーヴォレコルトと同タイムですが、コース取りを考えれば、最後の直線で一番伸びた馬だと評価できます。
ディープインパクト産駒の血統で、本来は中山よりも東京や京都、阪神の外回りコースに適性が期待できる馬。
今の成長力にコース替りが加われば、強いメンバーが揃うビッグレースでも互角以上のレースが期待できそうな馬です。
クラシックでは目立たなかった晩生馬の今年の活躍が楽しみに思えるレース内容でした。

~力負けをした感じが強いマイネルフロスト~

4着という結果は立派ですが、今回は先行からロスなく競馬ができました。
松岡騎手がもう少し馬を抑えながら折り合いを付ける事ができれば良かったようにも思えますが、今回は当日のパドックを見ても仕上がりは良く、不利も少ない展開でした。
先着された3頭に関しては力負けを屈した印象が強く、今回の出来がよかっただけに、次走では状態に応じて割引も必要になりそうです。

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