弥生賞は、皐月賞に向けて重要なポイントが多くあったレースとなり、注目馬は明暗が分かれる内容でした。

弥生賞結果フィードバック

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弥生賞は波乱含みの結果となる中でサトノクラウンが強い競馬で解消。ブライトエンブレムも皐月賞での巻き返しに期待できる内容の2着。シャイニングレイは折り合いがつかず惨敗でした。

2015年弥生賞(G2)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

3月8日(日)中山競馬場11R第52回弥生賞(G2)

皐月賞トライアルの弥生賞はサトノクラウンが直線抜け出す強い競馬で解消し、2着には朝日杯惨敗からの巻き返しとなったブライトエンブレム。
3着には10番人気のタガノエスプレッソが入り皐月賞への優先出走権を獲得しました。
単勝1.9倍と人気を集めたシャイニングレイは直線で失速し7着に沈みました。

~レース総評~

~4角の回り方が素晴らしかったサトノクラウン~

福永騎手騎乗のサトノクラウンは稍重の馬場の中、ハイペースとなった前半を上手く馬群れで脚を貯めて、4角からの仕掛けで直線抜け出す完璧な内容で解消できました。
評価できるポイントは多数ありますが、その中でも一番高く評価したいのが4角の曲がり方。
外側を回りながら一気に加速させて、4角~直線に入った直後で順位を上げた走りは見事の一言です。
本来は直線が短く差しが決まりにくい中山コースでも、あれだけ上手にコーナーを回れれば脚質の不利は一切ありません。
初挑戦の中山でしたが、高い適性を感じられるレース内容で今回は休み明けから+8kgの馬体。
このまま行けば皐月賞では上積みも期待でき、同じコースであれば高く期待できる内容のレース。
前走東スポ杯を前崩れのレースをクビ差で差し切った前走よりも高く評価できるレースで、おそらく皐月賞では人気を集めるのではないでしょうか?

~伸びシロを高く感じるブライトエンブレム~

元調教助手Y氏の追い切りコラムでも紹介している通り、決して中間の気配や追い切りは良い内容ではなかったです。
朝日杯以来のレースで、この稽古量と+2kgの馬体はパドックで見ても決して絶好調と言える内容ではなく、そんな中で稍重、ハイペースの中上3Fは35秒2。
2番目に上3Fが早かった里のクラウンが35秒7ですので1頭だけ、飛び切り光る末脚を披露したレースとなりました。
距離や朝日杯惨敗などの不安要素もありましたが、見事払拭。本番の皐月賞では更なる上積みも期待でき伸びシロを考えると非常に楽しみな馬になりました。

~ラッキーな要素も大きかったタガノエスプレッソ~

最後まで後方から内側を回ったタガノエスプレッソが最後は3着以下の混戦を差して優先出走権獲得となりました。
内側を回って進路が全く塞がらなかった事や、前崩れの展開や稍重の馬場で外を回った馬との馬場の違いが少なかった事など、多くの要因が重なって入った3着。
2着に2馬身半の差がついた事を考えても、弥生賞3着の実績を本番で強く期待する事はオススメできない内容だと言えるでしょう。
それでもここまで重賞3戦を含めて全て人気以上の着順という結果を残している事を考えれば、何か持っている馬だという印象はあります。

~気性の荒らさが出たシャイニングレイ~

当日のパドックではとにかく素晴らしい内容だと評価できました。
混戦ムードが予想されていた中で単勝1.9倍の圧倒的な1番人気になったのも頷ける内容でした。
それでも返し馬からテンションが上がり、気性が荒かった母馬シェルズレイの遺伝子が強まった印象。
結果的にスタート直後から馬を抑える事ができず、道中は少し持ち直したものの4角では外から仕掛けてきたコメートを意識して再び騎手の意図に反してギアをあけてしまいました。
渋い馬場の中、テンが速かった事や仕掛けも早まった事で最後はガス切れをお越し7着に沈む内容の悪いレースでした。
馬体の充実度を見れば、折り合いさえ付けられれば世代トップレベルの素質を持っている馬ですが、今回は悪い意味での血統による成長が出てしまったのと、川田騎手が抑えきれなかったのが敗因となります。
返し馬でも一度騎手を振り落とすなどのトラブルもあり、川田騎手もコントロール仕切れなかった印象。
トライアルレースでは惨敗しましたが、賞金的には皐月賞に出られる水準となっていて、引き続き有力馬としても期待したい馬。
ただし本番では騎手の乗り替りを期待したいというのが正直な印象です。

~チューリップ賞の結果フィードバック~

土曜日には牝馬クラシックの桜花賞トライアル、チューリップ賞が開催されたので、おまけとして簡単に紹介します。
勝ったココロノアイは+10kgの馬体から強い競馬。
実力は本物と見ておいてよいでしょう。
2着のアンドリエッテは内枠の有利や末脚が活きる展開など、色々と噛み合ったラッキーな面もあった印象。
3着レッツゴードンキは前崩れの中で3着に残った競馬は見事。それでも阪神マイルでの決めてに欠ける印象は残りました。
桜花賞よりもオークスの方が楽しみな印象です。
ロカは過去2戦ほどの不利がなかったにも関わらず、伸び悩んだ事を考えると新馬戦からの成長が少ない印象。
桜花賞出走も微妙なラインとなってしまいましたが、今回のレース内容を見れば新馬戦ができすぎだった印象が強くなりました。

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