函館記念は、展開が味方をしたダービーフィズが重賞初勝利でした。

元競馬騎手重賞フィードバック。函館記念のレース結果で見る重要情報

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函館記念では、レース直後に様子見ムードが強まり、結果的に内枠から楽に好位で進められた馬が上位に入りました。ハナを切ったマイネルミラノは道中制御しきれなくなり、直線失速。注目のエアソミュールは4着でした。

2015年函館記念(G3)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

7月19日(日函館競馬場11R第51回函館記念(G3)

3連休の中日でたくさんのファンが函館競馬場に駆けつけた函館競馬場。
メイン競走の函館記念では、ダービーフィズが2着に入ったハギノハイブリッドとの追い比べを制して重賞初勝利。
3着には馬群の先頭から競馬をしたヤマカツエースが粘り、注目馬のエアソミュールとレッドレイヴンは直線伸びるも、4着、5着に沈みました。
良馬場開催になり、来週の函館2歳Sの予想のヒントもあったレースとなりました。結果を振り替えてみましょう。

~レース総評~

~折り合いが決めた勝因!54kgのハンデも生きたダービーフィズ~

スタートから1角までの直線が長いコースという事もあり、スタート直後は各馬様子見モードが続きました。
注目馬同士が牽制し合った事もあり、結果的に誰もいかないのであれば。という形でマイネルミラノがいきました。
しかし、マイネルミラノが勢い良くいきすぎた結果でスタート後200m付近がレーススタートのようにマイネルミラノが動いたのを見てから、各馬一斉に動き始めました。
その結果、本来は枠順の優劣がないコースではありましたが、結果的に内枠から様子を伺っていた馬達がスムーズに好位を取る事ができました。
結果的に先団グループの馬が3着まで占める前の残りのレース。函館記念の勝利を運が味方をしたのと、岩田騎手の好騎乗が光ったレースでした。
最後はハギノハイブリッドとの勝負になりましたが、そこは人気上位におされる馬だけあって、最後は力でねじ伏せる強い競馬でした。
北海道の洋芝は初めてでしたが、結果的にコース替りが成功した形です。
ただし54kgのハンデと展開が味方した面もあり、これから重賞でポンポン勝っていける馬ではないかもしれません。

~精神面の成長を再確認できたハギノハイブリッド~

2着に入れたのは、ダービーフィズと同様展開が味方した部分もあり、最後は力負けをしてしまいました。
それでも重賞で今後につながる2着となりました。
3歳の時は差しと追い込みの後方からの競馬が中心でしたが、4歳馬になってから先行力もできる自在性を身につけてきました。
馬体も成熟してきて、今後も安定性が高まっていく事が期待できます。
前走の新潟大賞典のようなレースをしてしまうリスクは残っていますが、素質自体は高い馬なので、これからさらなる活躍を期待できそうです。

~騎手の技量も影響したマイネルミラノ~

前哨戦とも言える巴賞を勝利して注目馬になったマイネルミラノ。
大外枠ながら、レース直後ハナを取ろうとする馬がいなく、最後は手を挙げて前へ出る形になりました。2角くらいまではこのまま逃げ切ってしまいそうな雰囲気もありましたが、
抑えきれず行き過ぎてしまったのが敗因です。
大観衆やトップジョッキーが集まる重賞戦で丹内騎手と馬の詰めの甘さが出てしまった格好になりました。
適性が高いのはローカル競馬場で第一線で活躍する所までは難しいかもしれないですが、騎手の乗り替りや展開が向いたレースなどがあれば、重賞でも結果を出せる可能性を感じました。

~洋芝への対応に時間がかかったM・デムーロ騎手~

注目馬のエアソミュールとのコンビで期待をしいていたM・デムーロ騎手ですが、JRAフル参戦が初めてで札幌の洋芝は普段経験しないコースです。
土曜日では1番人気馬への騎乗もありましたが結果0勝とやはり、いつもと違う芝質に苦戦していました。
日曜日は土曜日の反省も活きて、メイン競走までに2勝をあげて好調をアピールしましたが、結果的には騎手の騎乗もあまり褒められない競馬でした。
スタートで失敗してしまった事もありましたが、譲り合いのスタート直後でもう少し馬に無理をさせても良い印象がありました。
最後の直線では伸びて維持を見せましたが、時すでに遅かったです。
これまでの決めてに欠ける競馬から何も進歩を感じられなかったのは残念でした。
レース展開が悪かった言い訳もありますが、デムーロ騎手が洋芝の函館の乗り方に対応しきれなかったのも敗因です。
特に条件戦とは違う重賞で慎重になりすぎた所や、仕掛けるタイミングが測りきれなかった所もあります。
今後もトップジョッキーのデムーロ騎手は北海道でのレースがそこまで多くはなりませんが、今週の経験を今後に活かしてもらいたいです。

~今の函館は逃げ・先行で決まり!?~

函館記念はスローペースだった要因もありますが、上3Fで一番速かったのは買ったダービーフィズで35.5。2番目は2着のハギノハイブリッドで35.7でした。
3番目に3角から仕掛けはじめたエアソミュールで35.9。その後は10番手以降からレースを進めた6着のツクバコガネオーの36.1、7着アーデントの36.2と続いています。
差し馬の方が遅かったのは、コース内側の馬場状態が良く、4角で外をまわった馬の不利が大きい事を意味しています。
来週の函館では2歳重賞が開催され、距離は1,200mですが、この傾向が生きてくる事が予想されます。
最終週ですが馬場状態が良い事を考慮して来週の函館競馬場のレースを予想していくようにしましょう。

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