レパードステークスでは成長を感じさせるレースをした馬が目立ちました。

元競馬騎手重賞フィードバック。レパードステークスのレース結果で見る重要情報

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3歳馬のダート重賞のレパードステークスでは、前評判が高かったクロスクリーガーとゴールデンバローズで明暗が分かれる結果になりました。今後の躍進に期待できる馬やそうでない馬の評価を紹介しています。

2015年レパードステークス(G3)

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

8月9日(日)新潟競馬場11R第7回レパードステークス(G3)

レパードステークスは単勝2.5倍の1番人気に推されたクロスクリーガーが強い横綱競馬でJRA重賞初制覇。
2着にはダート転向初戦のダノンリバティが入りました。
注目のゴールデンバローズは直線失速して4着、ライドオンウインドは好位形成するも見せ場を作れず8着に沈みました。
今後レパードステークスに出走した馬から、ダートのトップホースが生まれる予感がする見ごたえのあるレースでした。

~レース総評~

・岩田騎手の好騎乗も光ったクロスクリーガー

近走のレースを見ているt、もっと前から競馬をすすめる事が予想されましたが、無理をさせないポジション取りをしました。
これはスタートを失敗した訳ではなく、あえてスタート直後は控えたポジション取りでした。
似たような展開は過去東京コースでも行っていて、もしかしたら左回りをあまり得意にしていないので、あえて馬群の中を選んだのかもしれません。
それでも3角あたりから積極的にしかけて、直線に入る時には先頭に並びかけていました。
直線ではゴールデンバローズとダノンリバティとの力勝負を見事に制して、非常に強い勝ち方でした。
展開や馬の癖を見抜いて、なおかつ角度が急な新潟のダートを上手に回った岩田騎手の手腕が光ったレースでもありました。
さすばレビュー以来ずっと騎乗をしているコンビで、レース展開に対して100点万点のレースをできたと評価できます。
水たまりができるような不良馬場だった前走のジャパンダートダービーではノンコノユメに敗れましたが、今回のレースで再び株は上昇。
世代最強のダートホースの称号を奪還できるような日が来る事も、そう遠くはないでしょう。

・ダートで覚醒の予感を感じたダノンリバティ

元々ダートへの適性を期待されていた馬ですが、レース内容を見ると予想以上にダートに向いている馬だと感じました。
新潟は砂質は軽いダートですが、パワフルな走りで直線に入った時の躍動感は飛び抜けていました。
実際に上3Fタイムも全体3番目の37.7で回っています。
これだけ見ても、力を出し切ったように見えるかもしれないですが、直線でも頭が下がりきっていない印象もあり、までまだ伸びしろを感じる内容でした。
まだ、完全にダート転向するかは未定で、芝でも重賞で戦える実力を持っている馬です。
それでも今回のレース内容を見ると、これから先もダートで頑張ってもらいたいと思えるくらい、高い素質を感じました。
ただし、相変わらずスタートは苦手な印象で、外枠が良い方向に影響を与えました。
今回のレースで株を上げた事は間違いありませんが、内枠からスタート直後の混雑に巻き込まれるレース展開などになれば、大敗する可能性もあり、
安定感は芝の時と同様に欠ける要素がある事も踏まえておくとよいでしょう。

・末脚が光ったタマノブリュネット

今回のレースは結果を見れば3角から4角で上位に付けていた馬が残る内容でしたが、注目馬同士が3角以降前でやりあった面もあり、差しや追い込みが有利な展開でもありました。
こうしたレース展開もあり、後方から待機していたタマノブリュネットは大きく伸びて、最後はゴールデンバローズまで捉えて3着に入る好走結果を残しました。
上3Fはメンバー最速の36.9。2桁人気の馬とは思えない快進撃で3連複、3連単は中波乱になりました。
最後の末脚は素晴らしかったですし、差し、追い込み勢での最高着順も高く評価できます。
それでも3着という結果は展開が味方をした点や、馬のやる気がいつも以上だった事などもあっての結果です。
レパードS3着やゴールデンバローズに先着の今回のレース結果だけで、今後大きく期待していくには気が早いです。
できれば今後は中央競馬の条件戦などに出走して、実力が本物だという事を証明できるような勝ち方を披露してもらいたいです。

・明らかに太かったゴールデンバローズ

UAダービー遠征から帰国して復帰2戦目。前走からの叩き上げを期待できるハズが馬体重は前走比プラス8kgで明らかに太かったです。
パドックでは、持て余した馬体に、テンションも若干高めで状態は前走ユニコーンSよりも悪かったでしょう。
3歳馬ですが、馬自体が成長したというよりかは、無駄に太ってしまったという印象です。
レース自体は最内枠は、他にいく馬がいないなら、自分でいくといった感じでハナを取る展開でした。
コーナーの角度が急な新潟では理想的な展開で折合いも悪くなかったです。
ロスがなく、直線に入ってからもクロスクリーガーと競り合おうとした反応は悪くありませんでした。
レース結果だけ見ると、理想的でロスのないレース展開から最後は力負けという内容で残念なレースではありました。
しかし、それでも4着に粘った事は評価できます。
この時期にこのローテーションでこれだけ太い仕上がりだったのは問題もありますが、まだ3歳馬で無理をさせない調整方法を取ったのでしょう。
3歳のうちに完全復活できるかは微妙ですが、素質が高い事には変わりはありません。もっと馬体を仕上げてくる事ができれば見直しの余地が充分ある馬だと評価します。
前走や今回のレースで更に人気を落とすようであれば、パドックの確認は必須ですが、しっかり見直しをして期待をかけたい馬です。

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