京都大賞典・毎日王冠では勝った2頭がそれぞれ順当に天皇賞(秋)の人気上位馬になる事が予想されます。

元競馬騎手重賞フィードバック豪華2本立て!毎日王冠、京都大賞典のレース内容分析

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天皇賞(秋)のトライアルレース2戦では、それぞれ1番人気のエイシンヒカリとラブリーデイが強さを見せつけました。東京芝2,000mへのコース替りや、不安要素の少なさを考えれば、現時点での評価はラブリーデイが一歩上です。

2015年毎日王冠&京都大賞典

元競馬騎手A氏重賞フィードバック

10月11日(日)東京競馬場11R第66回毎日王冠(G2)

10月12日(月)京都競馬場11R第50回京都大賞典(G2)

~レース総評~

3連休開催の中央競馬は天皇賞(秋)のトライアルレースが2競走行われ、東京芝1,800mの毎日王冠はエイシンヒカリが見事な逃げ切り勝ち。
京都芝2,400nの京都大賞典は上半期大活躍のラブリーデイが直線勝負で実力の違いを見せつけ勝利を挙げました。
本番の天皇賞(秋)の予想に役立つポイントが多いそれぞれのレースでした。
今週のトライアルレース出走馬が本番でも多く名を連ねていく事が予想されます。今週の重賞フィードバックは、天皇賞(秋)を見据えて豪華2本立てで注目馬の次走東京芝2,000mで期待できる馬や、
気になった馬をピックアップして紹介していきます。

~完璧なレースを見せた勝ち馬2頭。評価ではラブリーデイが一歩リード~

重賞2レースの内容を見ると、それぞれ勝ち馬の強さが際立ったレースでした。
現時点では天皇賞(秋)の前評判はラブリーデイとエイシンヒカリの2強ムード。その一歩下では毎日王冠2着のディサイファをはじめ、ショウナンパンドラなどの牝馬勢が続き、
イスラボニータやスピルバーグ、ラキシスなどのG1ホースは評価が一歩交代といった所でしょう。

エイシンヒカリとラブリーデイはどちらが強いのか?と問われると当然今回のレースでは競馬場も距離も違うので明確な比較や結論を導く事はできません。
ただ次走の天皇賞(秋)へ向けての評価では、ラブリーデイの方が期待できると評価します。

ラブリーデイが出走した京都大賞典は10頭立ての少頭数レースではありましたが、距離に不安があったラブリーデイは道中後方から脚を溜める競馬でした。
しっかり仕掛けどころまで我慢をして最後は伸びて着差も広げたレース内容は前評判以上に高く評価できます。
馬の実力は当然認めていますが、力以上に評価できるのが、精神的な成長です。折り合いも非常によく騎手の思い通りに動けている点が昨年との違いで
2015年重賞5勝という素晴らしい結果へと繋がっていると思います。
今回のレース内容を見ると、今年はジャパンカップや有馬記念も期待できそうな印象もありましたが、やはりもっとも横綱競馬ができる2,000mくらいが適性距離だったなと感じる場面がありました。
開幕週でコース内側のライン取りが有利な展開で、ストレスなく一番良い所を通れた点は少頭数と京都外回りコースの恩恵もあったと思います。
ただ、東京芝2,000mで開催される天皇賞・秋ではコース替りの不安はなく、得意距離に戻る事で期待値が上昇します。
今年の全5勝のレース内容を見ると、現状距離2,000mでのレースに死角が全く見当たらないくらい充実していて、安定して力を出し切れる状態にある馬です。
よほどの事がなければ、天皇賞(秋)でも堅実に勝ち負けの勝負をしてくる事が予想される現役馬最高級の安定感を身につけた注目馬です。

それに対してエイシンヒカリの勝ち方も非常に強く評価できますがレース内容が完璧すぎる点がラブリーデイに比べて評価が落ちます。
大外枠ながら、東京芝1,800mの変則的なスタート位置から抜群の好スタートを切って楽にハナを取りました。
他の馬も1番人気のエイシンヒカリがハナを取るのを分かっていながら内枠のグランデッツァが控えて、アンビシャスは出遅れるなど有力な先行馬が控える展開でした。
レースペースはミドルでしたが、非常に楽な展開でした。最後の直線は一度は並ばれそうになっても、最後は突き放す強さを見られましたが、次走は今回よりも厳しい展開になる事も予想されます。
ただ、課題であった左回りの最後の直線をまっすぐ走れたのは大きな収穫で精神面の成長性を感じられました。
距離2,000mも問題なくスタミナ面の成長性も感じられます。天皇賞(秋)では同じ東京でも馬場の荒れ方が変わってきますが、スタミナとパワーはトップクラス。コース取りの不安がなくなった事で、
上位候補である事は変わらず期待値は上昇です。
あとはラブリーデイの追撃に対してどこまで対応できるかが焦点で、思い通りの展開にならなかった時に上手く折り合いをつけられるかがポイントです。
9戦8勝という安定感は評価できますが、チャレンジCで9着に沈んだように何か一つでも歯車が狂うと力を出しきれない可能性がある点だけ注意が必要です。

~2頭の勝ち馬に対して巻き返しは可能か!?評価を上げた馬と下げた馬~

京都大賞典と毎日王冠では多くのG1ホースが参戦して、惨敗した結果になりました。
負けた中でも天皇賞(秋)での巻き返しに期待ができる馬と、そうではない馬がいます。
私の評価では以下の馬が、次走での巻き返しに期待ができる評価ができる内容だった馬達です。

・ラキシス
・ディサイファ
・イスラボニータ
・カレンミロティック

以上の4頭について解説していきます。
まずラキシスですが1ヶ月半のローテーションの中で馬体重-16kgと明らかに体調を崩していました。レースのポジション取りも決して好位と呼べる位置でもないですし、展開も味方していません。
その中で0.4秒差の4着で大きく崩れなかった点は評価できます。距離短縮もプラスになりますし、体調を万全の状態まで回復させられれば、天皇賞(秋)ではもっと見せ場を作れるでしょう。

毎日王冠2着のディサイファは昨年に比べて成長性が著しく、今が充実期を迎えた6歳馬です。
開幕週の馬場でロスなく内側を回れた有利はありましたが、直線では最後イスラボニータを差しての2着は大きく評価できます。展開次第ではG1でも勝ち負けのレースができるだけの力を付けています。
そのディサイファに敗れて3着のイスラボニータは、昨年の天皇賞(秋)で1番人気の推されて3着に入った実力馬です。
4歳になってからは怪我などもあり、結果が出ていませんが、7ヶ月半ぶりのレースでこれだけ見せ場を作れた点は大きく評価できます。次走では一戦叩いた上積みもありますし、人気を落としたレースで上位に入った事で評価は大きく上昇です。戦歴や走り方を見てもスター性を感じられる注目馬です。

最後に京都大賞典3着に入ったカレンミロティックは前からの競馬で直線追い比べでは勝手が悪かったです。その中で最後まで粘りきって0.3秒差の3着は高く評価できます。
今回のレース内容を考えれば、東京芝2,000mのコース替りも歓迎です。ハナに対してのこだわりもなくエイシンヒカリとのマッチアップでも充分チャンスはあるでしょう。

それに対して評価を下げたのは以下の馬たちです。

・サウンズオブアース
・ワンアンドオンリー
・スピルバーグ
・アンビシャス

まず京都大賞典2着と好走したサウンズオブアースですが、やはり開幕週の京都のスピード勝負の馬場で適性を発揮した面を強く感じました。
得意コースで最後まで伸びきらない決め手の悪さは相変わらずで成長性は今ひとつでした。天皇賞(秋)へのコース替りになれば割引が必要です。
他の3頭は見せ場を作れず大敗しました。ワンアンドオンリーは得意の2,400mで結果がでなかったのはマイナス。中間の気配が悪かったですが、仮に体調を戻してきても天皇賞では厳しい戦いになるでしょう。
スピルバーグは昨年の輝きを失ってピークを過ぎた印象。アンビシャスは実力差を痛感させるレースで、天皇賞(秋)を回避してマイルCSへ向かう事を陣営が名言しています。

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