菊花賞の追い切りは21日水曜日に一斉に行われ、各馬それぞれの思惑を持ちつつ順調に稽古をこなしました。

タイムと評価コメント付き-2015年菊花賞追い切りレポート

  • 元業界人が訓える「勝つ」ための回収法
  • 競馬予想に必要な基礎知識・競馬場別解析
  • 元競馬騎手が示す予想の秘訣
  • 業界でも「極致」の競馬情報を今だけ公開中!
  • 血統鑑定士が教える「血」が語る「的中」への近道
  • 元調教助手が教える調教状態の分析と見極め

菊花賞の予想に役立つ追い切り情報を紹介しています。注目馬のタイムや1週前調教の内容を元調教助手Y氏がコメント付きで紹介しています。仕上がりで評価が高い馬や、距離延長でのポイントなど細かく解説しています。

2015年菊花賞(G1)-追い切りレポート

元調教助手Y氏追い切りコラム

10月25日(日)京都競馬場11R第76回菊花賞(G1)

今年のクラシックレースも残す所最終戦の菊花賞を残すのみになりました。
春2冠のドゥラメンテの離脱は残念でしたが、春には最大のライバルと言われたリアルスティールがここ順調に進んでいて、そのリアルスティールを神戸新聞杯で破った新興勢力のリアファルが注目を集めるなど、クラシックレースにふさわしい盛り上がりを見せています。
全ての馬が未知の距離への挑戦になりますが、過去10年のレースを振り返ると馬連万馬券は1回のみで、3歳のこの時期は距離適性よりも素質が重要になってきます。
あとは、注目馬達が当日に万全の状態で臨めるかがポイントになってきます。
中間の気配や、追い切りタイムを評価と合わせて気になる馬の情報を紹介していきます。

2015年菊花賞(G1)登録馬の調教・追い切り

・キタサンブラック  評価:A-
10月21日栗東CW良併せ馬馬なり
6F84.9-5F67.8-4F52.2-3F38.0-1f11.8

追い切りでも馬なりながら軽快な走りを披露。1週前調教でもCW馬なり7F99.0-4F50.6-1F11.8と抜群の好タイムをマークしています。
前走セントライト記念を制するもダービーで露骨に出たスタミナ面の問題があり、今回は前評判が低かった馬。
それでも春よりも明らかにパワーアップしていて、+12kgだった前走からの上積みも大きそうです。
稽古の動きを見ている限り、見直したくなります。

・サトノラーセン  評価:B+
10月21日栗東CW良併せ馬馬なり
4F54.7-3F39.9-1F12.4

追い切りは軽めの調整。注目すべきは1週前調教でCW良をサトノアラジンと併せ馬で末強目6F84.9-1F11.7と好タイムをマーク。
併せ馬では攻め駆けするサトノアラジンに0.7秒先行クビ遅れの内容ではありましたが、1Fではよく競り合っていました。
何より評価できるのが、重心の低さ。休み明けで力を出せなかった前走時の追い切りと比べて、明らかのフォームが綺麗で気合も入っている様子でした。
前走から大幅な巻き返しが期待できそうです。

・ジュンツバサ  評価:B
10月21日美浦南W良併せ馬馬なり
5F70.1-4F53.9-3F39.0-1F13.9

追い切りでまずまずの好タイム。併せ馬の反応も良かったです。状態はセントライト記念で0.1秒差の3着に入った前走とほぼ同等です。
前走は前の残りの展開の中で良く伸びていました。相手はさらに強くなりますが展開次第では上位に食い込む事も考えられそうです。

・スティーグリッツ  評価:A-
10月21日栗東坂路良単走末強目
4F53.6-3F39.63-2F26.0-1F13.0

1週前調教でバッチリ仕上げているので追い切りは坂路で軽めの負荷をかけてこなしました。
1週前調教ではCW良一杯で6F80.0-1F12.0の自己ベストをマーク。今回追い切り、中間含めてCW6Fではメンバー最速タイムをマークしています。
昇級戦ながら、スタミナに定評があり注目度が高い馬。京都3,000mでは期待値が上昇する馬です。
相手が強くなるなかで、どれだけ通用するかが焦点ですが稽古の動きを見る限り、実力は重賞で結果を出してきた実績馬と同等以上だと評価できます。
初重賞でも割引する必要は全くなさそうです。

・タガノエスプレッソ  評価:B-
10月21日栗東CW良単走一杯
6F82.3-5F66.3-4F52.2-3F39.3-1F12.2

結果は今ひとつですが、皐月賞、ダービー、神戸新聞杯と王道ローテーションでここまで来た馬です。
菊花賞を目標に調整してきた印象で稽古の本気度は前走以上です。ただし馬体や迫力に春からの成長性を感じられないのが残念な印象です。

・タンタアレグリア  評価:B+
10月21日栗東CW良併せ馬馬なり
6F80.7-5F64.6-4F50.3-3F37.7-1F12.2

1週前調教では、若干の物足りなさも感じましたが追い切りでビシっと仕上がった印象。タイムも高く評価できます。
ダービーはリアルスティールと0.2秒差、セントライト記念は勝ち馬と0.2秒差。どちらも展開の不利があった中で食らいついた点は着順以上の評価ができます。
追い切りで評価をあげましたし、実力でもメンバー上位の力を持っています。レースの不器用さを感じる馬ですが、うまく立ち回れば上位争いをしてくるでしょう。

・ブライトエンブレム  評価:B+
10月21日栗東CW良併せ馬馬なり
6F83.6-5F68.1-4F53.4-3F39.3-1F12.9

1週前調教ではCW良一杯7F95.9-1F12.5と好タイムをマーク。18日にも坂路一杯をこなすなど前走よりも負荷をかけた調教を積んだのは好材料。
長距離適性には期待できる馬です。雨が降った方が理想など注文はありますが、状態は良好で期待できそうです。

・ベルーフ  評価:B
10月21日栗東CW良併せ馬馬なり
4F53.2-3F39.1-1F11.8

皐月賞以降、2戦をこなして直実な成長性が感じられます。ただし仕上がりに点数を付けるのであれば80点程。前走から若干良化した印象はありますが若干物足りない。

・マサハヤドリーム  評価:B
10月21日栗東CW良併せ馬一杯
6F80.8-5F65.9-4F52.2-3F39.5-1F13.0

タイムだけを見ると目をひきますが、この馬はとにかく稽古で良く走ります。前走の追い切りがCW6F80.1なので特段見直す必要はなさそうです。
現時点では実力は一歩劣り、距離にも不安があります。

・ミュゼエイリアン  評価:B+
10月21日美浦南W良単走馬なり
4F54.1-3F39.8-1F13.0

調教駆けしないタイプの馬でいつもどおりの稽古内容。タイムも平凡ですが動きが前走以上に力強く迫力もありました。
あとは当日のパドックで見極めたい

・リアファル  評価::B+
10月21日栗東坂路併せ馬一杯
4F51.6-3F38.1-2F25.2-1F12.9

前走の追い切りが坂路4F51.1なので、この馬としてはまずまずの内容。
休み明けから前走1戦叩いて馬体は若干引き締まった印象です。2走ボケをするタイプにも見えないので、まずまずの仕上がりとみて良いでしょう。

・リアルスティール  評価:B+
10月21日栗東坂路良併せ馬馬なり
4F53.6-3F39.0-2F25.2-1F12.6

1週前調教でCW良6F81.5で回りました。
コース取りが悪かったので、内容はタイム以上。併せ馬ではラングレー0.4秒追走0.4秒先着です。
いつも調教駆けするタイプなので、今回もさすがの一言。稽古内容は問題ないですが気になるのがステイヤー体型ではない点です。
素質でどこまでカバーできるがポイントです。

・ワンダーアツレッタ  評価:B
10月21日栗東CW良単走末強目
6F86.0-5F70.6-4F55.6-3F40.6-1F13.3

1週前調教ではCW良一杯6F82.1-1F11.8の好タイムをマークするも併せ馬で2歳馬に遅れる内容。
しかし毛艶は前走よりもよくなっている印象も強く、本気で走り切らなかった印象もあります。
春からの成長性も高くスタミナもある馬なので、穴馬の要素を若干感じます。

競馬情報会社ランキング