12月21日(日)朝日杯フューチャリティーステークス(G1)
- 12月21日(日)阪神11R
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朝日杯フューチャリティーステークス(G1)
今年の中央競馬も大詰めになってきて、日曜日には2歳馬最強決定戦の朝日杯フューチャリティーSが開催されます。
調教・追い切り情報につきましては、今週の追い切りコラムでも紹介しています。
サイト内検索で「朝日杯」と検索をして閲覧して頂ければと思います。
調教からくる馬の状態や阪神芝外回り1,600mのデータを見ながら予想していきます。
~調教追い切りが良かった馬~
・14番クラリティスカイ 評価:S
追い切りで栗東CW7F97.6と抜群の動きを見せていました。
・2番ダノンプラチナ 評価:S
中2週のローテーションで馬なりの追い切りながら併せ馬で同レース注目馬の強めに先行しました。
・3番コスモナインボール 評価:A
レース感覚が空いた不安を追い切りで一蹴しました。3連勝中の勢い継続です。
・7番セカンドテーブル 評価:A
1週前調教で栗東CW6F77.7の好タイムをマーク。トライアルレース勝ち馬で前走よりも調子を上げてきた印象です。
・18番メイショウマサカゼ 評価:A
追い切りで栗東CW1F11.7の抜群の反応を見せていました。前走最低人気の中で勝利をあげた馬はここでも不気味な存在です。
・11番ワキノヒビキ 評価:A-
追い切りで前走を上回る好タイム。阪神外回りで末脚を活かせる展開になればチャンスも出てきます。
~気になった調教後馬体重~
・14番クラリティスカイ 前走時472kg 調教後488kg 増減+16kg
2ヶ月ぶりのレースで2歳馬の成長を感じさせれば良い方向に捉えられる馬体重の増加です。
追い切りの動きが良かっただけに不安は少ない内容ですが、まだまだ荒い2歳馬だけにレースで走らなくなる要因にもなりえます。
負荷のかかった調教をこなしてますので当日のパドックの毛艶に注目をしたいです。
・2番ダノンプラチナ 前走時466kg 調教後478kg 増減+12kg
中2週で調教も必要以上に動いていましたので不安もありましたが、馬体重を増やしてこれたのは高く評価できます。
疲労感もまったくなく、期待値が高まった印象
・17番ペイシャオブロー 前走時482kg 調教後498kg 増減+16kg
2歳馬ですので成長に伴う場体重増であれば問題はないのですが、新馬戦と前々走のカンナSでは太い馬体で惨敗しているのが悪い印象。
レースローテーションも悪くないので、不安が残る仕上がりと感じられます。
~上位人気馬が好成績~
今年から阪神に舞台を移しますが、過去10年の朝日杯の上位人気馬の成績は
1番人気[2.1.4.3]
2番人気[4.1.1.4]
3番人気[1.1.1.7]
8番人気以下[0.1.1.85]
となっていて、1番人気の勝率こそ良くないものの、全体的には人気上位馬が大きく崩れる傾向は少なそうです。
~前走1着馬が条件~
過去10年の勝ち馬を見てみると7頭が前走1着馬です。1番人気が重賞で勝てない今年の2歳戦では非常に気になるデータとなります。
~中2週のローテーションが強い~
レース間隔で見てみると、中2週で挑戦した馬は過去10年[5.0.1.19]と勝率20%で10年のうち半分の5年がこのローテーションで勝っている事になる。
今年はダノンプラチナが唯一該当。
~ディープインパクト産駒が強い~
血統については血統鑑定氏S氏がコラムでより詳しく解説しています。
サイト内検索で「朝日杯」と検索してみてください。
~注目のニュース~
血統で注目されるオルフェーブルの全弟アッシュゴールドですが、17日の追い切り後に池江調教師は現時点での完成度はオルフェーブルよりも上と発言して大きな話題となっています。
しかしクラシック3冠を取ったオルフェーブルも2歳時には新馬戦の1勝のみしかしていない馬です。
どうせでしたら、朝日杯を制したドリームジャーニーと比較して欲しかった所。
オルフェーブルと同じ遺伝子は前走を見ても充分伝わりますが、まだ荒くドリームジャーニーと比べると現時点では劣るというのが私の見解です。
オッズの過剰反応には注意をしておくと良いでしょう。
~予想買い目情報~
◎2番ダノンプラチナ
追い切りやデータを見ても文句なしで本命印を付けられる馬です。
重賞初挑戦でも2歳馬のこの時期であれば全く問題はありません。
あとは輸送だけばネックとなっていますが、調教後馬体重では食欲旺盛を確認できる内容でしたので、当日も前走比4kg以上プラスが望ましいと感じます。
新馬戦の印象だとゴチャゴチャした競馬が苦手そうで阪神外回りは適性が高そうですが1枠を引いてしまったのは不安要素か?
○14番クラリティスカイ
追い切りも良く1,800mで勝っているという実績も魅力。
強い競馬を2戦続けたので、力さえできればこのメンバーでも勝ち負けの勝負ができそうです。
▲15番タガノエスプレッソ
単純にマイルで行われたトライアルレースの勝ち馬は軽視できません。
追い切りではまずまずの動きで、もう少し期待していた部分も多少はありましたが、過小評価されるようであれば、狙い目の馬となるでしょう。
前走は展開次第ではアッシュゴールドに差されていたという意見もありますが、先行から上3F33.8の脚を使ったタガノエスプレッソの方が強い競馬をしたと言えますし、最後まで速度を緩めなかった印象が非常に良いです。
△3番コスモナインボール
レース間隔があきましたが、調教の動きも良く、クラリティスカイ同様に1,800とマイルで勝ってきているのが好印象。
着差はなくても強い馬に勝ってきた実績は評価でき、今回のメンバー相手でも期待できます。
以上を踏まえて
- 朝日杯フューチャリティーステークス(G1)
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馬単
2→14 3,000円
2→9 2,000円
2→15 2,000円
2→3 1,000円
2→11 1,000円
2→7 1,000円
以上馬連4点買い。
以上ダノンプラチナ1着軸の馬単6点買い。
ダノンプラチナを馬単一本に縛って注目馬と調教状態が良かった馬を揃えました。
クラリティスカイの裏も欲しい所ですが、手広く流す事を考えると、裏なしでの予想となりました。
ダノンプラチナとクラリティスカイはパドックの状態確認が必須。不安がある内容でしたら消す事も必要な2頭です。
アッシュゴールドは現時点でも上位に入る実力はありますし素材はメンバートップですが、人気が出るのであれば現時点では強気には買えない印象です。